試算表とは



試算表とは会計@の内の報告手段のことをいいます。簿記Aによりその日々の取引の積み重ねが最終的に試算表に発展していきます。

簿記A

13世紀ごろヨーロッパ、とくにイタリアで金銭の貸借を業とする者が、特殊な記帳技術を考案し、貸借記入を行うようになったものが現在の簿記(複式簿記)と呼ばれるものである。複式簿記の記帳技術として、勘定科目による貸借記入の方法並びに仕訳帳・元帳などをさします。

会計@

会計とは特定の経済主体が行う経済行為を貨幣価値で認識、測定しそれを一定の方法で記録Bして特定の者に報告Cすることをいいます。会計には、企業などの営利会計と国家等などの非営利会計とありますがここでは、営利会計(一般的に企業会計という)ついてとりあげます。

記録B

簿記(複式簿記)をいいます。

報告C

報告手段が試算表をいいます。(貸借対照表、損益計算書が合算されたもの)



               図に表すと下記のようになります。
   
報 告 内 容
   
報告手段
企業会計の
目的
適正な期間損益D
計算
  
正しい経営成績の計算表示
損益計算書
正しい財政状態の計算表示
貸借対照表

これをもう少し具体的に示してみましょう。

正しい経営成績の
計算表示
損  益  計  算  書
     
売上高・受取利息
売上原価・販売管理費・支払利息
当期純利益
         
期間収益
-
期 間 費 用
期間収益
        
企業会計の目的
適正な期間損益D計算
資  産
負  債
純資産
     
現金預金・商品・建物
買掛金・借入金
資本金・資本剰余金・利益剰余金
   
正しい財政状態の
計算表示
貸  借  対  照  表
 
各 要 素 の 正 確 な 計 算      
 
期間損益D
企業の決算期間をいいます・・・一般的に1年単位の期間を指します。

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