事務所通信 7月号掲載
事 務 所 移 転
 
 6月27日(月)に事務所を移転しました。今までと一番違う点は、短い距離ですが「通勤」があることです。 水原町商工会にお世話になって以来16年ぶりの通勤です。 ついこの前までは、事務所の2階が住まいとなっていたため ギリギリに事務所に降りていきましたが、少し早めに行動するように心掛けています。

 さて、私が事務所と自宅を切り離したかった最大の理由は、事業承継にあります。もちろん事務所と自宅が一体となっていた方が防犯上安全だというメリットもありました。しかし、自分自身50才となり、第1線で働けるのも後15年ということを考えると、どうしても切り離しておきたかったのです。

 税理士事務所の事業承継を考えるにあたっては、まず後継者は税理士の資格を持っていることが前提となります。次に一般企業と同じように、自分の子供を後継者とするか、第3者を後継者とするかと言う問題に直面します。 私自身、後継者は「経営者としての資質」があるかどうかが一番の問題で、子供を後継者とすることにはこだわるつもりはありません。無理矢理子供に継がせても、その資質がなかったら不幸になるだけだからです。それ以前に、税理士試験に合格するかどうかさえもわかりません。 そう考えると、第3者の税理士を後継者として迎え入れる確率が非常に高くなります。そして、この様になった場合、事務所の上に他人が住んでいる状態では、うまくないと思ったため今回の事務所移転となった訳です。

 次に、職員の休憩室(和室)、研修室の必要性を感じていたことです。私は昼寝をする習慣がありますが、職員は足を伸ばして休む場所さえもなかったからです。また研修にしても、今まで福祉会館を利用させていただきましたが、プロジェクター等機材の運搬に苦労があったからです。 それにしても、今回の移転は事務所が広くなっただけで、職員の増減等がある訳でも何もありません。

 今後は、ソフト面をより充実させると共に、「初心を忘れることなく」業務に取り組みたいと思いますのでよろしくお願いいたします。
 

所 長  須 田 幸 英
事務所通信 7月号掲載
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