須田幸英税理士事務所 事務所通信 平成24年4月号掲載
大 谷
 「お猿のいるはん屋」と言ったほうが、わかりが良いでしょうか。
 また、「日本で一番大切にしたい会社3」という本において新潟県の企業で初めて取り上げられ、障がい者の雇用に力を注ぐ、日本でいちばん大きなはんこ屋さんとして紹介されています。

 以前私の事務所の経営研究会において、社長である大谷勝彦氏から講演いただいたこともありますし、いろいろなご縁で、今年9月22日、ロータリークラブの行事において基調講演をいただくことになっています。今から楽しみです。
 ホームページによると、平成23年6月期において売上高2,425,715千円、経常利益209,319千円、自己資本比率47.7%と堅実な経営をされています。平成8年からのデータが掲載されていますが、この間、連続して黒字決算となっています。
 そのホームページにおいて、私(大谷勝彦氏)の人生観・経営観が掲載されていましたので、今回はその一部を紹介してみたいと思います。

 私たちは働くことによって二つの報酬を得ている。一つは、働きの結果としての収入や地位が与えられる。それは多少の不公平があったりもするが、長い目で見ると働きに比例している。二つ目の報酬は、職業人として、人間として一度限りの人生の中で自分の可能性を開花させ、仕事を通して自身を成長させるということである。しかし、人間は報酬だけでは満足はしない。人のために役立っている、世の人々を幸せにする、社会に貢献している、という実感が伴ってこそ生き甲斐、働き甲斐があり、自分の存在意義を確信できるのである。

 以上です。この時期は新入社員が入社したり、人事異動のある季節です。
 これに関係する人ばかりでなく、再度、何のために働くのか考えてみることも重要ではないかと思います。
  また、特に注意しなければならないことは、結果だけを求めがちですが、良い結果にしろ、悪い結果にしろ原因があって初めて結果が出るわけですので、原因づくりに励まなければなりません。原因は選ぶことが出来るが、結果は選ぶことは出来ない、しかも結果はすぐに出るとは限らず30年位掛かることもあることを認識する必要があります。


  
                所長 須田幸英
 事務所通信4月号掲載
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