早いもので、間もなく平成26年も終わろうかとしています。私自身も来年1月で満60歳となり、3月末日で事務所も開業以来満25年となります。平成2年4月にスタートした時はこのような年月を経た時のことは考えもしませんでしたが、平成16年の経営方針書に満60歳になった時、税理士を採用すると明記しました。
しかし、当時は49歳でまだ先のことという意識でいました。ところが、次第に60才に近づき、ここ2,3年前から1人体制のままの現状が非常に気にかかっていました。
そして昨年、現状を打破するため税理士試験の受験校である「大原簿記学校」の求人情報誌に求人広告を掲載し、東京本校の就職面談会にも参加しました。
しかし、東京には税理士試験の合格者は多数いるのですが、独立志向は低く、田舎に来てまで税理士をやろうという人は皆無でした。
今年に入ってからも、ホームページに掲載したり、人材紹介会社に登録しましたが、なかなか適任者がいなく、長期戦を余儀なくされるものと思っていました。
ところが、10月29日に「ホームページを見て求人の件で電話しました」という1本の電話が入りました。しかし、翌日から同業者との恒例の旅行を控えていたため、面接の日にちを11月6日とだけ決めて、翌日旅行に出発しました。
帰ってから、面接をするとなんと税理士試験全5科目を合格している現役の税理士の方だったのです。面接では、いろいろなことを質問しましたが、学歴のない私同様、大卒ではないにもかかわらず努力して全5科目を突破してきたこと等を評価し、その後もう一度会ったうえで11月21日から早速事務所に出勤してもらうこととしました。
税理士事務所等、資格のからむ職業は有資格者がいなくなると自動的に消滅します。私自身体調に特に大きな問題を抱えているわけではありませんが、生身の体です。何が起こるかわかりません。何か起こったら職員は右往左往しなければならないし、お客様にも多大な迷惑をかけることとなります。2人体制となることでそういう事態は避けられることとなります。正直ホッとしています。
ちなみに、来て頂いた税理士の氏名は「石本理人(いしもとまさと)」(35歳)です。これから少しずつ巡回時に紹介していきたいと思いますので、よろしくお願いします。
|